太ももが痺れて椅子に座っていられないあなたへ

こんなお悩みありませんか?

・仕事中椅子に座っていると太ももが痺れてくる

・通勤中電車で立っているとお尻から太ももが痺れる

・太ももが痺れて家のソファでくつろげない

このような症状でお困りならあなたは【坐骨神経痛】の可能性があります。

坐骨神経痛って何?

歩いているときやいすから立とうとしたときなどに、お尻や太ももに痛みやしびれを感じたことはありませんか?
もし、そのようなことがあるならあなたは【坐骨神経痛】の可能性があります。
当初は、湿布薬を貼る程度で治ってしまうことが多いので、つい軽く考えがちですよね。ところが症状をくりかえすうちに、痛みで歩けない、いすから立ち上がることができない、といった状態になることがあります。さらに悪化すると、立っているのがつらい、でも、座っても寝ても痛む、といった状態にもなりかねません。
日常生活にも大きな支障を及ぼすので、そうなる前に坐骨神経痛とそのケアについて知っておきましょう。
坐骨神経痛は昔から知られた病名ですが、実際には病気というよりも、坐骨神経に生じた痛みやしびれなどの総称のこと。坐骨神経は末梢神経のなかでも最大のもので、お尻から太もも、ふくらはぎへとつながる長い神経です(ひざから下では、すねや足底の神経とつながっています)。
そのため痛みやしびれの出る場所も、人によってさまざま。お尻から太ももの部分が多いものの、ひざ裏やもっと下の部分に症状が出る人も少なくありません。
原因も、人によっていろいろです。初期には運動のしすぎや、反対にデスクワークによる運動不足などで起こることもあります。さらに椎間板(ついかんばん)ヘルニアや脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)など、多様なケースがあります。
それだけに軽症のうちに自分の原因を確認し、予防をふくめてきちんとした対策をとることが大切です。

ここで大切なことは、坐骨神経痛とはあくまでも症状であって、診断名ではないということです。

坐骨神経は腰仙骨神経叢から始まり、足までを支配している大きな神経です。

ほとんどの方は坐骨神経は1つだと思っていますが、厳密に言うと1つではありません。

 

坐骨神経(お尻~太もも)

・・・総腓骨神経(膝~すね)

・・・浅腓骨神経

・・・深腓骨神経 

・・・脛骨神経(膝~ふくらはぎ)

「坐骨神経 脛骨神経」の画像検索結果

 

このように坐骨神経は2つに枝分かれしているのです。

ただ、臨床の現場で患者さんに説明するときには総称である「坐骨神経」という言葉を使っています。

少し専門的な話をすると、

坐骨神経は腰椎の4番(L4)、5番(L5)、仙骨の1番(S1)、2番(S2)、3番(S3)の神経から伸びています。

このどこかで坐骨神経を圧迫することによって、下の領域に痛みやしびれが起こるとされています。

「デルマトーム 下肢」の画像検索結果

坐骨神経痛の原因とは

坐骨神経痛の原因は大きく分けて3つあります。

1 腰椎椎間板ヘルニア

「ヘルニア」の画像検索結果

ヘルニアとは「飛び出す」という意味を持っており、腰椎椎間板ヘルニアとはその名の通り

腰椎の椎間板(髄核)が飛び出している状態のことを言います。

そしてこの飛び出した椎間板が腰椎の神経に当たって腰やお尻、足にかけて痛みやしびれを引き起こします。坐骨神経痛の原因のなかでも、年齢を問わず多くみられるのは、腰部椎間板ヘルニアです。椎間板は、背骨の骨と骨のあいだにあるクッションのようなものですが、なんらかの原因で椎間板がつぶれて飛び出し、神経を刺激すると痛みが起こります。
椎間板ヘルニアは、10~30代の若い人にも少なくありません。仕事やスポーツなどで、腰に慢性的に力が加わったり、不規則に強い力が加わったりすると、圧迫されて椎間板が飛び出すことがあるためです。
中高年の場合には、加齢にともなって椎間板の柔軟性が少しずつなくなり、飛び出しやすい状態になります。椎間板ヘルニアによる痛みはあるとき急に強くなるので、突発的と思われがちです。しかし、少し前から軽い痛みやしびれなどを感じていることが少なくありません。
もし、軽い坐骨神経痛をくり返す場合には危険信号です。あお向けに寝て足を伸ばし、片足をまっすぐゆっくり上げていったときに痛みが強くなるケースでは、椎間板ヘルニアの可能性があります。

 

2 脊柱管狭窄症

「脊柱管狭窄症」の画像検索結果

中高年になるにつれ、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)による坐骨神経痛が多くなってきます。脊柱管というのは、背骨(脊椎)のなかにある神経の通り道のことです。
加齢にともなって脊椎にある椎間板や椎間関節、じん帯などが老化し、変形してきます。その結果、脊柱管が圧迫されて神経を刺激すると、痛みやしびれを感じるようになります。
テレビ司会者のみのもんたさんがこの病気になり、一時話題になりましたが、けっして特殊な病気ではありません。中高年には一般的なもので、だれにでも起こる可能性があります。
脊柱管狭窄症の場合、お尻や太ももの痛みなどのほかに、間歇(かんけつ)歩行になりやすいという特徴があります。歩いていると痛みやしびれがひどくなり、少し休むとまた歩けるようになる…そのくり返しが間歇歩行です。
また、人によっては、下肢に力が入らず、つまずきやすい、階段を上りにくいといった症状や、尿が出にくい、残尿感があるなどの排尿障害が起こることもあります。坐骨神経痛に加えて、間歇歩行などの症状がみられる場合には、脊柱管狭窄症を疑ってみてください。

脊柱管狭窄症とは、神経を通している管(脊柱管)が何らかの原因(*)で狭くなることによって、

腰から足のしびれ、間欠性跛行(*)が出る状態です。

*間欠性跛行

しばらく歩くと足に痛みやしびれを生じ、少し休むとまた歩けるようになる症状のことをいいます。

歩く時間については個人差があります。休む時に前屈みになると楽になるのが典型的な特徴です。

*何らかの原因

脊柱管が狭くなる原因としては、腰椎すべり症、腰椎の変形、靭帯の変性などがあります。

 

3 筋・筋膜性

筋肉や筋膜のよじれ、収縮によっておこる坐骨神経痛です。

坐骨神経はお尻の深いところを通っています。

「坐骨神経」の画像検索結果

このように坐骨神経は多くの筋肉に囲まれているのです。

ということは、坐骨神経の周りの筋肉が収縮し過ぎてしまうと坐骨神経を圧迫してしまい、

お尻から足にかけての痛みやしびれが起こるのです。

 

その悪い習慣は姿勢かも

長時間同じ姿勢を取っていると、姿勢を維持する背骨や腰周り、お腹の中の筋肉が硬くなってしまいます。

デスクワークの方だと、主に背骨や腰周りの筋肉。立ち仕事の方だと、脚の筋肉が疲れ、それが腰への負担を強めていることが多いです。

ただ、正しい姿勢をすることで腰への負担を軽減させることはできます。

私が臨床で患者さんに座り方のアドバイスをするときに、まず「いつもどうやって座ってますか?」と質問するのですが、正しい座り方ができている人は本当に少ないです。というかほぼゼロに等しいと思います。逆に言うと、正しい姿勢ができていないために腰痛になっているとも言えます。

こんな姿勢していませんか?

まず、多くの方がしてしまっている悪い座り方が2つあります。

1 骨盤が寝てしまい、上半身が前に出て猫背になる ✕

この姿勢をしている人が非常に多くておそらく70%くらいの人はこの形だと感じています。

この座り方をしていると腰の筋肉が引っ張られ、お腹の深層の筋肉が縮んでしまい腰への負担が強くなります。

加えて、頭と顔が前に出るので首や肩にも負担が強くなる悪い座り方の典型です。

 

2 イスに浅く座り、背筋を伸ばし過ぎる ✕

この座り方は女性に特に多いです。一見背筋が伸びて姿勢が良さそうに見えるのですが・・・。

この座り方をしていると、自分で頑張って背筋を伸ばしている状態なので背中や腰の筋肉がかなり疲れます。

この写真は少し大袈裟に撮っていますが、ここまで背筋を伸ばし過ぎると腰が反ってしまい腰痛の大きな原因にもなります。

正しい姿勢(座り方)

では正しい座り方とはどうゆう姿勢なのでしょうか?

〇 骨盤を立てて、イスに深く腰掛け、背もたれを使う

正しい姿勢の3つのポイント

1 骨盤を立てる

骨盤が寝てしまうと背骨が後ろに曲がってスタートするので、ほぼ確実に猫背になります。

猫背の体に対する悪影響を挙げると、、、

・背中や腰が丸まることで筋肉が過緊張状態になる

・頭や顔が前に出てしまい、首や肩に負担が掛かる

・肩が前に入り、胸が狭くなる(縮む)ので呼吸がしずらくなる

挙げるときりがないですが、この3つが大きな悪影響になります。

 

2 イスに深く座る

なぜ深く座ることが良いのかというと、深く座ることによって骨盤が安定するからです。

さらに、深く座ると自分が頑張らなくても楽に良い姿勢がキープできます。

 

3 背もたれを使う

これに関しては、私独自の考え方です。(だと思っています)実際、患者さんに「背もたれを使ってください」と伝えると多くの方が最初は驚きます。そして、やってみてもらうと「こっちの方が楽!」と多くの方がおっしゃっています。

なぜ背もたれを使うと良いのか?

例え話をします

 

朝、ホームで電車を待っているあなた。「今日眠いし、できれば座りたいなあ」と思っているところに電車が到着しました。

残りの空きは3席。ドアが開いた瞬間、まるで金剛力士像のような顔で席目がけて走りますが・・・。結果座れませんでした。

そしたら、立ってるしかないですよね。

 

ここでもしあなたなら、どっちが楽だと思いますか?

1手すりにも掴まれずに、周りに寄りかかるものがない状況

2ドアの近くでドアに寄りかかれる状況

 

明らかに2のほうが楽ですよね?

この原理から、何にも寄りかかれない状況だと人間は自分の筋肉を駆使してその体勢を保とうとします。

逆に寄りかかると、まったく筋肉を使っていないわけではないですが、壁の力を利用できるのであまり自分の力を使わずに済むということです。

このことから私は座るときに「背もたれを使う」ということを推奨しています。

ただし、骨盤を立ててイスに深く座っているという条件付きです。

現在、様々な方が正しい座り方を推奨しています。そして、いくつもの正しい座り方が世に出ています。

これは、あくまで私が考えている「正しい座り方」であり、他の方が推奨している座り方が間違っているとは思っていません。

ただ私が推奨しているこの姿勢は人間の骨盤と背骨の構造に沿ったものであり、実際に患者さんがこの姿勢を実践して症状が改善しているものです。

ぜひ一度試してみてください。

なぜ姿勢が悪いと坐骨神経痛になるのか?

坐骨神経痛は腰への負担が強くなって起こることが多いです。

私は当初、この数値を知った時にびっくりしました。想像と全く違っていたからです。

このグラフをご覧ください。「姿勢による腰への負担」の画像検索結果

・仰向きで寝る⇒25

・横向きで寝る⇒75

直立位(立っている姿勢)100 ←基準

座位(座っている姿勢)⇒140

・座位 少し前屈み⇒185

・座位 前屈みで物を持つ⇒275

・立位 前屈み(お辞儀の姿勢)⇒150

・立位 前屈みで物を持つ ⇒220

 

 

いかがでしたか?

あなたは想像通りでしたか?

 

このことからわかることは、

1 立っているよりも、座っている方が腰への負担は強い(1.4倍)

2 前屈み(前傾姿勢)は腰への負担を強める

3 腰を痛めて安静にする場合は、仰向け(膝を曲げる)か横向きに寝る

ということがわかります。この数字をなんとなく覚えているだけでも、腰痛の予防になりますよ!

なぜ坐骨神経痛になってしまったのか?

ではそもそもなぜ坐骨神経痛になってしまったのか自分でわかりますか?

今までお伝えした「どこが原因」かも大事なのですが、それよりも「何をしていたことが原因か」が非常に大切になります。

つまり、坐骨神経痛になってしまったということは、あなたが何か腰に負担の掛かる悪い習慣をしていて、それが積み重なって坐骨神経痛になっている可能性が高いということです。

この「悪い習慣」を自分で理解していれば、気を付けることができますよね?

ただ多くの方はこの悪い習慣を無意識にしてしまっています。なので、いくら治療しても痛みが元に戻るといったことが起こるわけです。

この悪い習慣。

自分で気づければもちろん最高なのですが、なかなか人間は自分を客観的に見ることができません。

身体のことであればなおさらです。

一度専門家に自分の身体の癖や悪い習慣を見てもらったほうがいいかもしれませんね。

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