膝が痛くてヒアルロン酸注射をし続けているあなたへ

膝が痛くて整形外科に行ったら

「ではヒアルロン酸注射をしましょう。週に1回を5週間続けてください」と言われたことありませんか?

まず何をもって週に1回を5週間なのかはわかりませんが、ほとんどの整形外科でこのように言われるそうです。

何かマニュアルがあるんでしょうね。

最近当院には「病院でヒアルロン酸注射をしたけど痛みが引かない」「注射をしたら余計に痛くなった」と訴える患者さんが多数来られます。

では膝の痛みや変形性膝関節症にヒアルロン酸注射は本当に効果があるのか?

今から【一般的に言われている】間違った原因、治療をお伝えしますので、是非最後まで見てみてください。

一般的に言われている】変形性膝関節症の原因

加齢

ひざに負担がかかる期間が長くなると、「変形性ひざ関節症」を発症しやすくなります。また、関節の中にあって軟骨に栄養を供給しているヒアルロン酸が加齢に伴い減少することで、軟骨が傷つきやすくなると言われています。

太りすぎ

人が歩くときには、体重の約3.1倍の負荷がひざにかかります。例えば、体重が60kgの人では約180kgの負担がひざにかかっていることになります。体重が重いほどひざに負担がかかりやすく、軟骨や半月板が傷つき発症しやすくなると言われています。

姿勢

猫背など歩く姿勢が悪い場合には、普通の姿勢で歩くときよりさらにひざへの負担が大きくなり、発症しやすくなります。また、日本人に多いO脚はひざの内側に体重がかかることが多くなり、内側の軟骨が傷つき痛みを発症することがあると言われています。

運動不足

運動不足で脚の筋肉が衰えてくるとひざに大きな負担がかかってしまい、ひざの関節でクッションの役割をしている軟骨が傷つき、ひざを動かしたときの衝撃が吸収できにくくなって痛みを生じると言われています。

 

 

一般的な】変形性膝関節症の治療

運動療法

イラスト:ひざの筋肉の解剖図

ひざが痛いと動くのがおっくうになってしまいます。そのため普段の運動量も減っていき、ひざを守っているひざ関節の周囲の筋肉(大腿四頭筋、ハムストリングス、下腿三頭筋など)も衰えていくという悪循環に陥ります。日ごろから筋力トレーニング、関節の運動やストレッチなどを行うことがとても重要です。ひざ関節の周囲の筋肉をきたえることにより、ひざを支え痛みを軽減するとともに、「変形性ひざ関節症」の進行を遅らせると言われています。

写真:装具

日本人に多いO脚では、ひざの内側に多く体重がかかっています。そのためひざの軟骨の内側が壊れてしまいます。そこで足や靴に装具(靴底)を装着して体重のかかる場所を変える方法が用いられます。

物理療法

イラスト:治療風景

光や熱、電気的な刺激を利用してひざの痛みや炎症を抑える治療法で、「温熱療法」と「寒冷療法」があります。
「温熱療法」はひざを温め、ひざの血行をよくし痛みを和らげる治療法です。病院では赤外線や低周波、レーザー、ホットパックなどを用いてひざを温めますが、家庭でもお風呂や温シップ、温めたタオルを使って行うことができます。なお、痛みの予防にはサポーターを使って保温するなど、ひざを冷やさない工夫も必要です。
「寒冷療法」は冷シップや冷やしたタオルなどでひざを冷やして痛みを和らげる方法です。

軟骨に栄養を与えて痛みを軽減し、ひざを動きやすくする関節内注射や、痛み止めの飲み薬と外用薬による治療があります。

関節内注射

イラスト:注射風景

関節内にヒアルロン酸を注射で注入する方法です。ヒアルロン酸は、もともと関節内の関節液(滑液(かつえき))に多く含まれ、関節の動きを滑らかにしたり、クッションの役割をもつ軟骨に影響を与えたりしています。「変形性ひざ関節症」では、このヒアルロン酸が減少しています。
注射でヒアルロン酸を直接ひざ関節に注入することで関節の動きを滑らかにし、軟骨を守るとともに、ひざの痛みや炎症を抑えることができます。注射は原則毎週1回、5週間にわたって行います。効果があればその後症状に合わせ2〜4週間に1度注射します。運動療法などと組み合わせることで病気の進行を遅らせ、QOL(生活の質)を改善すると言われています。

ステロイド注射

ひざの炎症などがひどく、水がたまり大変痛みが強い場合は、ステロイド剤を関節の中に注射します。早い効果(炎症の抑制や痛みの軽減)が期待できますが、繰り返し注射すると関節の軟骨に悪い影響があることが報告されています。医師の判断により使用されます。

飲み薬

飲み薬としては痛みや炎症を抑えるお薬(非ステロイド性消炎鎮痛薬)を服用します。痛みがひどくて動けないようなときに痛みをとるのに有効ですが、長期間毎日のように服用を続けると胃腸障害などの副作用が起こる可能性もあります。

外用薬

痛みや炎症を抑えるシップ薬や軟膏、ゲルなどの塗り薬があります。

 

以上が【一般的に行われている】変形性膝関節症の治療です。

あなたに質問させてください。

以上のようなことが原因と言われ、以上のような治療をしていて、

 

 

あなたの膝は良くなりましたか?

 

 

 

変形性膝関節症にヒアルロン酸注射は効くの?

2013年、米国整形外科学会が変形性膝関節症についてこのような発表をしました。

ヒアルロン酸の関節内注射は、14件の試験のメタ解析において臨床的に重要な改善を意味する最小閾値に達しておらず、症候性の変形性膝関節症治療法としてもはや推奨されないものとしている。

簡単に言い直すと

ヒアルロン酸の関節内注射は、14件の医学研究の大規模調査解析をしたところ、医療としては改善が認められたというわけではなく、痛みがある程度でレントゲン上変形がひどくない変形性膝関節症の治療法としてはお勧めしません

と言うことです。

ですので、ヒアルロン酸の関節注射は安易にやらない方が賢明です。

もちろん、痛みがひどい、急激な痛みをどうにかしたいという緊急処置であれば良いのですが、長期的に膝の状態を改善するわけではありません。

特に痛みが引き起こされた問題を解決することなく、痛み止めを使っているのですから、むしろ一時的に痛みが消えて膝を動かせるようになる。

そうすると、痛みという体からのシグナルを受け止めて、体の使い方を変えていたものが、痛みを無視して動くようになる、ますます状況は悪化するという悪いサイクルに陥ってしまうのですね。

では、この加齢現象とも言える変形性膝関節症を薬を使わずに治療するにはどうするのか。

膝の痛み、変形性膝関節症の症状について

膝の痛み、変形性膝関節症の辛い痛みに悩まされている方は非常に多いです。特に40歳台以降の女性の方に多く見られます。

病院のレントゲンやMRIでも特に異常が無いと言われても、実際に痛みがどんどん酷くなり不安になる方が多いです。軟骨が磨り減っている間が狭くなっている等の診断をされて、加齢体重手術しましょうなどと診断されることがあります。

病院の先生にそう言われると手術しないといけないのかな、と不安になってしまいますよね。でも少し待ってください。

上記の理由は本当に関係ないんです。

 

膝痛治療の5つの間違い

・膝の痛みは変形によって軟骨がすり減っているから

・膝の痛みは加齢のせい

・整形外科で処方された湿布と痛み止めを使えばいずれ治る

・膝に水が溜まったら、注射で水を抜けばいい

・太ももの筋肉を鍛えれば膝痛は治る

 

もしあなたがこのように思っているなら、

ハッキリ言います。

 

 

すべて間違いです。

 

 

 

膝痛治療の5つの間違い

1 湿布と痛み止めをすれば治る

膝が痛いのを湿布と痛み止めを使ってその場だけ痛みを軽くしても、結局いたちごっこです。

痛みの原因を消すことはできないわけなので、必ず痛みは再発しますし、一生湿布と痛み止めを使い続けることになってしまいます。

 

2 注射をすれば治る

これも1の湿布と痛み止めと同じで、注射で一時的に痛みを抑えているだけなので、

その場は痛みが消えて「治った!」と感じるかもしれませんが、それは治った訳ではなく、

一時的に痛みが消えただけでほとんどの場合、痛みが再発してしまいます。

水が溜まって注射で水を抜くのも同じです。

 

 

3 膝周りに電気とマッサージをする

膝が痛いからと言って、膝周りに原因があるとは限りません。逆に膝痛の場合、膝に直接の原因があることの方が少ないと思います。

ということは、膝周りばかり治療をしても膝痛の根本治療にはならないということです。

 

 

4 太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛えれば治る

膝痛で病院に通院している方であれば、一度は言われたことがあるのではないでしょうか?

「太ももの筋肉が弱くなってますね。太ももの筋肉を鍛えましょう」

医者にこう言われて、頑張ってトレーニングしていた方もいると思います。

でもそれで良くなりましたか?

もし良くなっていないのであれば、その方法は間違っているということです。

この動画で説明しています。

 

 

5 膝の痛みは変形によって起きている

変形性膝関節症の方であればほぼ100%の方が、自分の膝の痛みは「変形」のせいだと思っています。

ただ、これも変形によって直接痛みが起きているわけではなく、筋肉の使い過ぎは重心のバランスによって結果的に変形しているのです。

 

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